愛馬チャーミングシチー 第21戦


前々走は、京都で4着。前走は福島で5着。

未勝利脱出から苦節2年。ようやくクラスにメド。


1月9日 京都6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦に出走!!

7着/13番人気。


7着もこれは上位が走り過ぎ。

大外ブン回しで走破時計も悪くなく、強いとは言わないが評価できる内容。

やはり京都は合うよう。


忘れな草賞以来の写真つき現地観戦レポート。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2010年1月9日完結)

2009年12月25日立ち上げ

●12月23日に帰厩しました!!

 前走後、優先出走権はあったものの馬体回復の為に栗東ホースクラブへ放牧に出されていた我らが愛馬チャーミングシチーですが、12月23日に栗東トレセンに帰厩しました!!

 来週は競馬はありませんから、おそらく1月9日の京都6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦を予定しているのでしょうね。優先出走権が消滅していますので、出走は確実とは言えませんが3日開催ですので出走できればいいですね。

 ちなみにその日なら私は休日ですので、現地観戦したいと思います。

これ以降は2010年1月6日に作成

●チャーミングシチーの追い切り情報(1月6日作成)

前走前 11月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.1
3F 41.7
2F 27.3
1F 13.5



12月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.8
3F 42.7
2F 28.4
1F 15.0


2010年1月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.8
3F 40.1
2F 26.7
1F 13.7
 2010年1月6日、久々に坂路で54秒台の時計が出ました。これをご覧のチャーミングシチーの保護者の皆様は彼女の追い切りでのベスト時計を覚えておられますか?
 それは2007年9月5日に栗東坂路で記録した4F54.0−13.6 一杯です。デビュー前の最終追い切りで、デビュー戦は忘れもしない、なぜか清水出美先生にしては珍しい松岡正海騎手騎乗で2着だったんですよね。唯一の勝ちも関東の横山典弘騎手でしたし、その馬は清水出美先生が滅多に騎乗依頼しない関東の有力騎手が乗ると結果を出すんですよね。
 話が逸れましたが、その自己ベストに匹敵する今回の追い切りの動きと断言します。当時は一杯に追われましたが、今回は馬なり。おそらく馬体減りを防ぐために一杯に追わないのだと思いますが、それにしても馬なりでなかなかの動き(ただし、この馬にしてはということですが)です。京都コースのダートも走りますし、これは掲示板は期待してもいいのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」とチャーミングシチーには滅多につけない高評価です。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 1月9日 京都6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦 全18頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アマゾネスバイオ 国分恭介 12/26 500牝 中京ダ1700
エストレーラ 小牧太 10/18 500牝 京都ダ1800 11 13 11
13 クリノソーニャ 丸山元気 12/19 500牝 中京ダ1700
コパノタイマネ 田村太雅 12/26 500万 中京ダ170 10 10 11
シャーペンエッジ 高馬元紘 11/04 地方 園田ダ1400
シルバービート 北村友一 12/26 500牝 中京ダ1700 13 10 16 14 11
10 チャーミングシチー 太宰啓介 11/07 500牝 福島ダ1700 11 15 B+
11 テーオーティアラ 鮫島良太 11/28 500万 京都芝1600 15
トミケンプライマリ 大下智 12/27 500万 阪神ダ1800 13 14
パルクエスト 鮫島良太 12/19 500牝 中京ダ1700
ピサノプリヴェ 宮崎北斗 12/27 500牝 中京ダ1700
フィロンルージュ 中舘英二  8/23 500牝 札幌ダ1700 13
12 フォルクスオーパー 渡辺薫彦 12/13 500牝 中京ダ1700 15
プロテクトジアース 岩田康誠  6/27 未勝利 阪神ダ1800 12
ホーカーハリケーン 松山弘平 12/26 500牝 中京ダ1700 10
ランラン 武英智 12/27 500牝 中京ダ1700 14 15 11 13 13
ワキノキルシェ 小林徹弥 12/20 500牝 中京ダ1700 13 14 13
ヴィーヴァレジーナ 国分恭介 12/20 500万 中京ダ1700 12 16

 は前4節以内の優先出走権を持っている馬。左端の数字は優先出走順位。

チャーミングシチーは前走から十分出走間隔が開いていますので、出馬投票すれば出走はほぼ確実です。

テーオーティアラは特別登録している特別戦への参戦が濃厚。


 しかし、結構メンバーが揃いましたねぇ。前走掲示板がチャーミングシチーを除いて6頭ですか。中には展開に恵まれての馬もいますが、楽ではありませんね。

●京都ダート1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

●気になる騎手は!?

 太宰啓介騎手90パーセント、その他、藤田伸二、岩田康誠、幸英明、池添謙一、吉田稔、福永祐一 各騎手1パーセント。小林徹弥騎手はワキノキルシェでしょう。

 昨年45勝と絶好調の太宰啓介騎手でなんの不満もありません。これからもチャーミングシチーをよろしく。

これ以降は1月7日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 1月9日 京都6R 500万下 ダート1800m 牝馬限定戦 全16頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
エストレーラ 武豊 10/18 500牝 京都ダ1800 11 13 11
クリノソーニャ 幸英明 12/19 500牝 中京ダ1700
シャーペンエッジ 川田将雅 11/04 地方 園田ダ1400
シルバービート 秋山真一郎 12/26 500牝 中京ダ1700 13 10 16 14 11
チャーミングシチー 吉田稔 11/07 500牝 福島ダ1700 11 15 B+
テーオーティアラ 鮫島良太 11/28 500万 京都芝1600 15
トミケンプライマリ 国分恭介 12/27 500万 阪神ダ1800 13 14
パルクエスト 安藤勝己 12/19 500牝 中京ダ1700
ピサノプリヴェ 池添謙一 12/27 500牝 中京ダ1700
フィロンルージュ 浜中俊  8/23 500牝 札幌ダ1700 13
フォルクスオーパー 渡辺薫彦 12/13 500牝 中京ダ1700 15
プロテクトジアース 岩田康誠  6/27 未勝利 阪神ダ1800 12
ホーカーハリケーン 松山弘平 12/26 500牝 中京ダ1700 10
リップサービス 荻野琢真 12/19 500万 中京ダ1000 16 15 13
ワキノキルシェ 小林徹弥 12/20 500牝 中京ダ1700 13 14 13
ヴィーヴァレジーナ 藤岡佑介 12/20 500万 中京ダ1700 12 16

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

強敵アマゾネスバイオ、コパノタイマネ、ラウリシルヴァ、ランランの4頭が非当選除外になりました。シルバービートのみが当選しました。

これ以降は1月8日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
フォルクスオーパー △△
クリノソーニャ
シャーペンエッジ
パルクエスト
テーオーティアラ
ホーカーハリケーン
トミケンプライマリ
ヴィーヴァレジーナ
ピサノプリヴェ △△ △△
チャーミングシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ホーカーハリケーン 3.8
パルクエスト 4.6
ピサノプリヴェ 4.6
テーオーティアラ 7.4
シャーペンエッジ 8.2
ヴィーヴァレジーナ 15.6
中略
チャーミングシチー 30.9
以下33倍以上省略

チャーミングシチーは12番人気予想です。



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
チャーミングシチー 73 56 71 68


デイリー馬三郎

予想印

◎ テーオーティアラ
○ ホーカーハリケーン
▲ パルクエスト

以下省略

チャーミングシチーは無印です。決め手がないですもんね(悲P)。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

チャーミングシチー(5着)

 「こういう脚質なので展開が向いてくれるのを待つようなところはあるんですが、大分、安定して走れるようになってきました。今日も最後はしっかり脚を使ってくれましたよ。」(太宰啓介騎手・競馬ブック)
 「出遅れたので後方からの競馬。コーナーから直線にかけて口向きの悪さを見せつつも、大外からジリジリと伸びてきた。上がりはかかったが、末一手だけに前崩れにならないとつらい。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

チャーミングシチー

 「カイ食いが良く、体をふっくら見せている。少し時計がかかれば食い込む余地もある。」(松水助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

エストレーラ

 前走はチャーミングシチーが15番人気4着に激走した2009年10月18日の京都ダート1800m。そこで11着だった。完全に前が潰れる展開を後方からの追走でどうしようもないあたり、しばらくクラス慣れが必要と思われる。

 しかし、こんな馬でも武豊騎手騎乗(一時と違い、随分と騎乗馬の質が落ちたものだ・・・)。

 追い切りは追い切りの名手高田潤騎手が騎乗してイマイチの動き。併せ相手にも遅れをとり、今の武豊騎手の低迷ぶりからは激走は期待し辛い。

クリノソーニャ

 上記エストレーラのところでも書いたが2009年10月18日の京都ダート1800m戦では3着。チャーミングシチーの4着とはかなり力の違いを見せつけられた。ところがそこから9着7着と低迷。

 今回も追い切りの動きはチャーミングシチーよりも上。ちと分が悪い。

シャーペンエッジ

 未勝利戦を勝ち切れずに園田に転厩。そこでは貫禄の3連勝負けなしで中央に復帰。その復帰初戦が今回だが、中央の早いペースに対応できるのかと言えば疑問。しかし、負け続けた未勝利戦は全て芝のレース。ダートでは地方とはいえ3戦土付かずでもしかしたらダートの大物かも知れない。

 追い切りは終いを伸ばすパターン。動きは悪くない。

シルバービート

 このクラスに上がってからは完全に頭打ち。追い切りも未勝利クラスの動きで冴えない。

チャーミングシチー

 ここ2戦は4着5着と確実に掲示板に載れるようになってきたが、実は本格化かというと疑問。

 2戦前のチャーミングシチー4着の時の勝ち馬ホクトスワンは昇級後8、13、9着といいところなし。2着だったヒミノプリンセスは次走9着、その後は牡馬に混じり4着3着と健闘しているが、3着だったクリノソーニャは以降9着7着と低迷。5着だったクルンプホルツも次走は牝馬限定戦で7着。

 前走のチャーミングシチー5着の時の勝ち馬リオは昇級戦14着大敗。2着のハエヌキは次走7着、3着のメイショウフェーヴは12着6着、4着のエビスハルカはその後一戦もせずに登録抹消されている。


 このように正直たいしたことのないメンバーに敗れての4着5着ですから、着ほど威張れないと思います。


 しかし、追い切りのところで書きましたように、優先権を捨てての馬体回復で動きは良化。また京都のダート1800mコースは好時計で走破しており、期待は高まります。


 一体、期待できるのか出来ないのかどちらだと怒られそうですが、今回はメンバーが揃ったことから、動きの良さやコース相性を加味しても8着前後とみるのが妥当だと思います。大敗はあっても勝ち負けはないように思われます。


 また、鞍上・吉田稔騎手は追えるジョッキーで期待できますが、ただ、わざわざ太宰啓介騎手から乗り替わる必要はなかったと思います。まあ、ここ2戦ワンパンチ足りないので、鞍上を替えて新味を出そうということなのでしょう。吉と出ればいいのですが。

テーオーティアラ

 初ダート。スペシャルウィーク産駒でダートはなんとも言えない。走ってみないとわかりません。

 追い切りは終いまでしっかりと伸びており、かなり優秀。

トミケンプライマリ

 優先出走権を持つ馬。前走は牡馬混合戦で5着に来ており、それなりの能力はある。しかし、負ける時は大敗でアテには出来ない。

 追い切りは併せ馬を楽に千切っており今回は要注意。

パルクエスト

 このクラスの超安定勢力。人気の中心になるだろう。ハナ宣言も追い切りでは終いの脚が上がっており、私はかなり評価を下げる。

ピサノプリヴェ

 前走は勝ち馬とタイム差なしの3着。そろそろ順番。こちらは後ろから。追い切りは併走馬を千切っていい伸び。私は追い切りの悪いパルクエストよりもこちらを上位と見ます。

フィロンルージュ

 昇級戦の前走は比較的メンバーの軽い札幌にて勝ち馬から3.5秒差のシンガリ負け。そこから4か月半ぶりの今回は見送りが妥当。

 追い切りでもバテる。

フォルクスオーバー

 昇級初戦の前走がなかなかの見応え。これなら今回は勝ち負けに参加できるかも。

 追い切りも終いが11秒台でいい伸びです。

プロテクトジアース

 名門・松田博資厩舎の馬。前走は昨年6月の未勝利戦。今回は昇級初戦に長期ブランクと割引が必要。

 追い切りも格下に遅れをとるなど完成途上。

ホーカーハリケーン

 前走2着と言っても勝ち馬からは0.7秒差。しかし、新馬戦18頭立て1着の実績があり危険な存在。

 追い切りはチャーミングシチー同様に動かない。その中でもイマイチ。

ワキノキルシェ

 地方交流戦を選択しなければならないほど低迷していたが、前走4着で優先出走権を確保。といっても展開がはまってのもの。信用は出来ない。

 今回は追い切りの動きも悪く、私は前走はフロックと考えます。

リップサービス

 唯一出馬想定表外から来た馬。前走は16番人気8着。基本的に短距離馬でいきなりの距離延長は疑問。

 追い切りの動きは悪くないですが、輸送や近走内容、そしてなれない距離と不安材料が多すぎます。

ヴィーヴァレジーナ

 前走は牡馬に混じっての3着。段々と力をつけてきており、ここでもそれなりにはくるだろう。ただ、今回も相手は強いが。

 追い切りは計測不能でよくわからない。
フォルクスオーパー
ピサノプリヴェ
トミケンプライマリ
ヴィーヴァレジーナ、シャーペンエッジ、クリノソーニャ、ホーカーハリケーン、チャーミングシチー
 おいおい、ほっさん、たくさん印をつけているなぁと思われるでしょうが、馬券は買いません。どちらかというと、印というより、力関係はこのくらいかな?と言った順番です。

 追い切りが良くて、コース相性もいい我らが愛馬チャーミングシチーですが、上記のようにいろいろと考えてみると、8、9着が妥当かな?といったところです。さすがに京都。良く見るといいメンバーが揃っています。ローカルとは違いますねぇ。

 ここで馬券圏内に絡むようなら、本当に本格化と喜びますが・・・。


 人気になるであろうパルクエストですが、追い切りが軽すぎることと、終いの脚が上がっていて完全に追い切りが失敗していることから、無印にします。それでも能力はありますし、牝馬限定戦のここならアッサリもあるかも知れません。私の常識では馬券圏内には来ないと思います。

 また人気のテーオーティアラは追い切りもよく上位と思いますが、なんとも初ダートと難しいですね。穴党の方以外は馬券は買わない方が無難と思われる難解レースです。

●口取りの権利をもって現地観戦いたします

 明日9日は私は休日の為、現地観戦いたします。チャーミングシチーを見るのは2008年の4月13日の忘れな草賞OPの時以来で楽しみです。

 松水助手のお話では馬体がふっくらとしているようで、440キロ台なら今回も期待できますし、次走叩いた上積みも期待できそうです。

 口取りの権利に当選しました。なになに??勝てるわけがないだろうって?I think soです。しかし、どうせ行くのなら僅かな可能性でも楽しみたいですし、私は京都競馬場のウィナーズサークルはイベント以外では入ったことがないので、是非愛馬とそこで写真に収まりたいと思いますので、基本どんなに勝てそうにない馬でも権利を持って出陣する予定です。もちろん、今のチャーミングシチーは大敗を繰り返してきた時とは違うと思っています。馬体重も430キロ台に乗って来ましたし、追い切りもかなり動くようになってきました。レースぶりもここ3戦は確実に掲示板に乗るなど安定してきています。万に一つということも無きにしも非ずです。


 というわけで、口取りはともかく明日はパドック写真を始め、たくさん写真を撮ってくる予定です。夜遅くに更新できればと思っています。


 思い起こせば2年前のこの日、ファリダットと福寿草特別を走っていたんですよね。結果?そんなことは忘れました(笑)。


後ろがチャーミングシチーと角田晃一騎手。

これ以降は1月9日に作成

●パドック

 当日は私の休日と重なったので久々に口取りの権利を獲って現地応援に出かけました。

 以下の写真は撮影順です。


久々にご対面のチャーミングシチー。以前はピンクのメンコでしたが、最近は白のメンコなんですね。



馬体が一番良く見えたピサノプリヴェ。結果は好位にいたのに終い脚が上がって15着と大敗しました。
実は私の前日次点の予想はこの馬の対抗印以外は上位5頭順番は違うものの全て当てています。人気薄のクリノソーニャ(12番人気5着)を拾い上げていることと、追い切りの悪いパルクエスト(2番人気13着)をバッサリ切ったことは評価していただきたいと思います(笑)。とはいえ、昨日書きましたように馬券はチャーミングシチーの単勝記念馬券意外は買っていません。



直前の松水助手のコメントで馬体がふっくらとおっしゃっていたので馬体重は440キロあるのかと勝手に思っていましたが、432キロでした。
それでも430キロ台あるとやはり走れる体になっていますね。ここ数戦の好走の最大の要因は馬体重の増加でしょうね。



私がダメ出しした2番人気パルクエスト。私の常識では、あの追い切りの動きでは上位には来ません。



馬体は太くもなく細くもなくちょうどいい感じでした。ただ、筋量は少ないですね。華奢な牝馬という印象です。



とまーれー直後。名前の如く威圧感はなく、チャーミング。



よっこらしょ。チャーミングシチー初騎乗の大ベテラン吉田稔騎手。私にとっては愛馬ナポレオンシチー以来であーあ懐かしい。



吉田稔騎手。



 我らが愛馬チャーミングシチーは時々パドックで遅れ、いつものように時々ショートカットしていました。気配はマシな方ですが、特に気合十分という感じでもありませんでした。

●本馬場入場


私の低性能カメラでは速いものは厳しいので、ターフビジョンからです。



輪乗りをしているチャーミングシチー。



小柄ながらコンスタントに走ってくれます。無事是名馬ですね。



中央ではワンパンチ足りませんが、交流戦でなければならないほどの低い能力でもないと思います。結果は7着でしたが、出走奨励金のいただける8着以内で活躍できるのなら、私としてはそれで十分です。



さあ、頼むぞ。

●レース 

 チャーミングシチーのスタートはやや出負け程度ですが、二の脚がつかずドンドンと下がってしまいます。結局後方から2番手を追走します。なかなか最後に切れる脚がないので、もう少し前につけたいのですが、こればかりは仕方ないですね。現地で見ていて歯痒かったです。この時点でスーツの必要はなくなりました(笑)。

 シャーペンエッジ(結局優勝)がハナを奪い、2番人気のパルクエストが2番手。初ダートの1番人気ホーカーハリケーンが3番手につけます。これだけ見ていると人気馬が上位に来ており行った行ったになるのではないかとも思われますが、ダート巧者のシャーペンエッジに上手く脚を使わされ、上位人気の2頭は最後に失速。それぞれ13着と9着に敗れます。
 しかし、パルクエストは私が前日書きましたように追い切り段階から終いの脚が上がっており失速は当然。また1番人気に支持されたホーカーハリケーンはスペシャルウィーク産駒の初ダートで私が疑問と書いていたように、いきなりからダートの速い流れには最後までついて行けませんでした。

 結局ついてきた2頭がそんなこんなだったのでハナを切ったシャーペンエッジは楽に逃げ切り、良馬場なのに1分52秒1という好時計で優勝しました。
 2着はチャーミングシチーと同じ最後方にいたトミケンプライマリが上がり3ハロン36秒9の鬼脚を使って強襲。この2頭が3着以下を5馬身千切りました。

 チャーミングシチーは最後方にもかかわらず、終始馬場の真ん中付近(内に1頭いたため)を通り、4角ももっとも大外をブン回して直線に向きました。正直、「そんなに正攻法の競馬で勝てるほど強い馬ではないのになぁ」と心の中で思いました。

 しかし、道中楽に追走していたため手応えは残っており、ジリジリと切れる脚はないものの徐々に上位に進出してきます。「なんとか優先出走権のある5着まで上がって欲しい!!」と応援していましたが、残り50m地点で6着以下が確定。「なんとかそのまま6着で」と願いましたが、最後の最後に脚が上がってしまい15番人気のシルバービートにほんの少しだけ前に出られたところがゴール。

 結局7着で入線しました。内容的には6着の価値がある7着で、牝馬限定戦とはいえ、メンバーも揃っていましたし、走破時計も相当速いことから、また最後は脚が上がったとはいえ、大外ブン回しでの38秒4の上がりは大いに評価したいです。

 良く頑張ったぞ、チャーミングシチー。これなら太宰啓介騎手のように内に入る勇気があって、インを狙って行ければ勝ち負けできそうです。

●時計の評価

 今回のチャーミングシチーの走破時計1分53秒6良馬場は京都ダート1800mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分53秒6良馬場であることからしても、相手が良く走ったと褒めるべきで、やはりは京都は良く走ります。

 しかも、昔のように道中ラチ沿いの最短距離を走ってのものではなく、他のどの馬よりも今日は距離を走っています。ですから、同じ走破時計でも評価してあげていい時計だと思います。

 事実今回のメンバーの中では、このコースの持ち時計が一番速いのはチャーミングシチーでしたからね。脚抜きのいい重馬場の話ですが・・・。

●今後の展望

 残念ながら、優先出走権を逃してしまったので、次走までまた間隔を空けることになるのでしょう。もしかしたら、短期放牧に出るかも知れません。

 しかし、ここ4戦の好走はもはやフロックではなく、一時期よりも確実に力は上昇しています。500万クラスでもワンパンチ不足は否めないので、展開の助けやインを突くといった一か八かが決まらないと勝つところまでは行かないと思いますが、それでも出走奨励金を確実にくわえてくることは馬主にとっては大切なことで、これで月1度の出走でも預託管理費を上回り、若干ながらも利益が出ます。

 以前のようにシンガリやブービー負け確実なら、なかなか応援にも行く気がしない場合もありますが(私はそれでも休みが合えば行きますが)、今のような走りなら、「もしかすると!?」と僅かながらも期待が持てます。弱気かも知れませんが、私はこれでいいと思います。

●最後に

 今回で21戦目。本当にいつまでも楽しませてくれる馬です。ただ、今年中にあと1勝しないと、来年からは京都など中央場所では走れません。ローカルオンリーになってしまいます。どこかでチャンスが来てくれると良いのですが。
2009年12月25日作成 2010年1月6日、7日、8日、9日加筆
チャーミングシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年11月 7日 第20戦 500万下 福島ダ1700m 牝馬限定戦 (5着/7番人気)

2009年10月18日 第19戦 500万下 京都ダ1800m (4着/15番人気)

2009年 9月24日 第18戦 JRA指定交流 長月特別 笠松ダ1800m (4着2番人気

2009年 7月26日 第17戦 足立山特別 500万 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2009年 7月12日 第16戦 500万 阪神ダ1800m (15着/13番人気)

2009年 4月26日 第15戦 500万 京都ダ1800m (11着/13番人気)

2009年 4月 5日 第14戦 500万 阪神ダ1800m (13着/13番人気)

2008年10月25日 第13戦 500万 京都ダ1800m 牝馬限定戦 (7着/9番人気)

2008年10月15日 第12戦 JRA指定交流 三番叟特別 笠松ダ1400m (3着/5番人気)

2008年 6月 8日 第11戦 500万 中京芝1800m 牝馬限定戦 (12着/14番人気)

2008年 4月13日 第10戦 忘れな草賞 3歳オープン 阪神芝2000m 牝馬限定戦 (12着/16番人気) 写真多数付き 現地レポ 

2008年 3月23日 第9戦 3歳500万 阪神ダ1800m (8着/11番人気) 写真多数付き 現地レポ

2008年 3月 1日 第8戦 沈丁花賞 3歳500万 中京ダ1700m (8着/8番人気)

2008年 2月 2日 第7戦 つばき賞 3歳500万 京都芝1800m (12着/11番人気)

2008年 1月 6日 第6戦 福寿草特別 3歳500万 京都芝2000m (13着/14番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年12月15日 第5戦 2歳未勝利 中京ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2007年11月23日 第4戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (3着/8番人気)

2007年10月28日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (14着/6番人気)

2007年 9月29日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (5着/4番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年 9月 9日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 阪神芝1800m (2着/9番人気) 写真多数付き 現地レポ

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